虎爺公聖誕
- tetsuya19560228
- 2017年6月29日
- 読了時間: 3分
台湾人は信仰心が厚く、熱心な民間宗教信者が多いです。
街中に大中小さまざまな宮(寺廟)があり、節目やその宗派の行事がある毎に神仏や祖先に香を焚き、供え物をして拜拜(参拝)します。
林森北路の商売人もご多分に漏れず熱心な信者が多いです。
林森北路の夜の街を歩いていると、店頭にテーブルを出し、その上に供え物を置いて、赤いバケツで焚き火をしている光景を観た事があると思います。商売繁盛祈願が主ですが、とにかく熱心です。
写真、向かって左の炎が見えるでしょ? ここはゲイバーです^ ^

この記事を書いている今日は、農暦の6月6日、虎爺の誕生日
他の国は知りませんが台湾は八百万の神様の誕生日を祝うのです。

虎爺(台湾語発音に近いカタカナ表記は、ホーヤ)は、虎の化身。
守護神であり、財神であり、子供の守り神でもありまして、街中の大中小さまざまな宮には必ずと言っていいほど存在します。
艋舺金義殿の虎爺
私が今まで出会った虎爺の中で一番のお気に入りです。貓ですよね?

一説では台湾で最も多く祀られている福徳正神の乗り物だそうです。
台湾の街中で見かける宮に福の字がある宮は、福徳正神を祀る宮。
新福宮 ここは林森北路の小姐達御用達のお宮さんです。
私もここの常連です。ここも福が有るので、福徳正神を祀る宮。


福徳正神は土地公(台湾語発音に近いカタカナ表記は、トゥーディコン)と呼ばれます。私は土地の守護神と解釈してます。
新福宮の福徳正神 中央の方

で、虎爺は、福徳正神の祭壇(神卓)の下のくぼんだ部分にだいたい鎮座しています。
新福宮は地蔵王の下

新福宮の虎爺

女房は悪い事が有ると、虎爺のもとに行き、タマゴ6個を供え、「タマゴを差し上げますから、悪運を食べて下さい。」と願います。
6個の理由は、わからないそうです。
今日は誕生日ですのでバースデーエッグとして供えました。
台湾の拜拜の特筆すべき事は、供え物を持って帰れるんです。
食べ物は食べて良いと言いますか、食べなければならない。
神力が付いているので、運気が上昇するらしいです。
自ずと生活に密着しますよね。

それと、水を入れた小さなお椀(お鉢)が虎爺のそばに置いてある宮もあります。
その中に小銭が入っていて、自分の小銭と等価交換(もしくは小額を入れて高額を取る。逆の所もあります。)して財布に入れて置くとお金が増える。と言われています。
写真の向かって右です。

私の女房は熱心な民間宗教信者の台湾小姐です。私は拜拜に常に付き合わされます、でも、実は私は無神論者、そこは合わせてます。
ただ、道教の二十四節氣と風水には興味がありまして、最近はこれらの事を調べるのが趣味になってます。
時々、この手の投稿もします。
林森北路の飲み屋で小姐との会話の話のネタにはなると思います。
「今度、一緒に拜拜しようよ。拜拜のしかた教えてよ。」とデートに誘う口実にでも使って下さい(^_−)−☆
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